10.2. デジタル音楽ファイルの再生

近年、デジタルオーディオはかなり普及してきました。 アナログテープやレコード盤に比べて優れた音質を持ち、 そのファイルは小さいため(オーディオファイルは インターネット上で簡単に転送できます)、ユーザーは技術を 亨受しています。

このテクノロジーをユーザーが活用できるように、 Red Hat LinuxにはX マルチメディアシステム (XMMS)と言う、数種のデジタル音楽 ファイル形式を再生することができるクロスプラットフォームの マルチメディアプレーヤーが含まれています。

図 10-3. XMMSのインターフェース

XMMS は、単にデジタル オーディオファイルを再生するだけではありません。デフォルト 設定で、XMMSはOgg Vorbis、 RIFF wave、及びほとんどのモジュール形式を再生することが できます。さらに、XMMSは、 プラグインを介して拡張することができ、数多くのその他 デジタルマルチメディア形式を再生できます。

XMMS を開始するには、 メインメニュー => サウンド とビデオ => XMMS => と進んで ください。

シェルプロンプトからXMMS を 開始するには、xmmsコマンドを入力します。

10.2.1. XMMSの使用

XMMSでオーディオファイルを 再生するには、開くボタン をクリックして、ファイル ウィンドウからファイルを選びます。

図 10-4. ファイルウィンドウ

図10-4では、ファイルが いくつか選択されています。.oggが 最後に付くファイルはOgg Vorbis ファイルで、人気がある新しいオーディオファイル形式です。 .plsファイルはオーディオ再生 リストファイルです。XMMS を使ってオーディオファイルをリストに追加し、再生リストとして 保存することができます。数種類のオーディオファイルを 持っていて分類したい場合(例、ジャンル別、アーティスト別)に 便利です。再生したいファイルをハイライトして(ファイルを 複数持っている場合は、マウスボタンを押しながら開きたい ファイルすべてをドラッグしていく)、了解 をクリックします。XMMSは オーディオファイルを直ちに再生しはじめるので注意して ください。音量を調整するには、CDプレーヤーのようにボリューム スライダー(開くボタンの上にある長い スライダー)を左にクリックして音量を下げるか、右にクリック して音量を上げます。この他に、オーディオファイルを停止、 一時停止、スキップ(戻ると進む)、するボタンがあります。

XMMSの使い方といろいろな オプションについての詳細は、シェルプロンプトで man xmmsとタイプして man ページを参照してください。