10.3. サウンドカードのトラブルシューティング

なんらかの理由で、 サウンドカードがインストールしてあること が明確なのに音が出ない場合は、サウンドカード設定ツール ユーティリティを実行します。

サウンドカード設定ツールを使うには、 メインメニュー => システム設定 => サウンドカードの検出 と選択します。小さなテキストボックスが出てきて、rootパスワード を要求してきます。

注意注意
 

ほとんどのサウンドカードは Red Hat Linux でサポートされていますが、サウンドカードの中には十分な互換性が ない、あるいは全くサポートされていないものがあります。サウンド カードの設定がうまくできない場合は、以下のサイトでハードウェア 互換性のリストを見て使用のサウンドカードがサポートされているか どうか確認してください。 http://hardware.redhat.com/

サウンドカード設定ツール ユーティリティは システムの中のサウンドカードを探します。ユーティリティが プラグアンドプレーのサウンドカードを見つけた場合、自動的に そのカード用に適切な設定をしようとします。それから テストサウンドを再生ボタンを押してサンプル音を ならしてみてください。そのサンプル音が聞こえればOK を選択してサウンドカード設定を終了します。

図 10-5. サウンドカード設定ツール

10.3.1. サウンドカード設定ツールの効果がない場合

サウンドカード設定ツールが役割を果たさない 場合、(サンプル音が出なくて、オーディオが機能しない場合) サウンドカード設定ツールほど作業が単純ではない ですが、他の方法があります。下記に示してあるように modules.confファイルを編集するか(この方法は ほとんどの初心者に推奨できません)、あるいは詳しい情報について サウンドカードに添付されているマニュアルを参照してください。

10.3.1.1. 手動でサウンドカード設定

使用のサウンドカードがプラグアンドプレーカードでは ない場合、手動で/etc/modules.confファイル を編集して、それが使用すべきサウンドカードモジュールを含むよう にします。例えば、

alias sound sb
alias midi opl3
options opl3 io=0x388
options sb io=0x220 irq=7 dma=0,1 mpu_io=0x300

サウンドの手動設定についてはLinuxドキュメント プロジェクトのウェブページにあるLinux Sound HOWTO を参照してください。

http://www.tldp.org/HOWTO/Sound-HOWTO/