4.2. CD-ROM

CD-ROMフォーマットは、特に大容量のソフトウェアやマルチ メディアゲーム、マルチメディアプレゼンテーションの供給に ポピュラーなメディアです。小売店で購入できるソフトウェアの ほとんどはCD-ROMの形態になっています。このセクションでは、 Red Hat Linux上でのCD-ROMの使用方法を説明します。

4.2.1. ファイルマネージャで CD-ROMを使用

デフォルト設定で CDは自動的にマウントされ、CDの内容を 見れるようにファイルマネージャが開きます。 図4-4 Nautilusファイルマネージャ内でCD-ROMの内容を 表示しています。

図 4-4. Nautilusで表示されたCD-ROMの内容

CDのデスクトップアイコン も出現しますので、それを使ってCD-ROMを マウント解除して取り出すこともできます。アイコンを右クリック すると、すべての利用可能な選択肢が出てきます。例えば、CD-ROMを マウント解除して取り出すには、メニューから イジェクトを選択します。

4.2.2. シェルプロンプトからCD-ROMを使用

シェルプロンプトから手動でCD-ROMのマウントとマウント 解除をすることもできます。CD-ROM ドライブにCDを挿入して、 シェルプロンプトを開き、次のコマンドを入力します。

mount /mnt/cdrom

CD-ROM は、これでマウントされてファイルマネージャで 使用可能になります。デスクトップのホームアイコンをクリックして 場所バーに/mnt/cdromと入力すると CD-ROMにアクセスできます。

CDで作業した後は、CD-ROMドライブから取り出す前に マウント解除をする必要があります。CD-ROMを使用していた アプリケーションやファイルをすべて閉じて、シェルプロンプト で次のように入力します。

umount /mnt/cdrom

これで安全にCD-ROMドライブのイジェクトボタンを押して、 CDを取り出すことができます。