12.6. トークンリング接続の確立

トークンリングネットワークとは、すべてのコンピュータが環状 に接続されているネットワークのことです。トークン または特殊なネットワークパケットが、 トークンリングに沿って伝送され、コンピュータが情報を やり取りすることができます。

ティップヒント
 

Linuxでトークンリングを使用する方法については、 Linux Token Ring Project Webサイトの http://www.linuxtr.netを参照してください。

トークンリング接続を追加するには、次の手順を実行します。

  1. デバイスタブをクリックします。

  2. ツールバーにある新規ボタンを クリックします。

  3. デバイスタイプ一覧から トークンリング接続を選択して、 進むボタンをクリックします。

  4. ハードウェアの一覧にすでにトークンリングカードを 追加されている場合は、トークンリングカード の一覧でトークンリングカードを選択します。 トークンリングカードが追加されていない場合は、 他の トークンリングカードを選択して ハードウェアデバイスに追加します。

  5. 他のトークンリングカードを 選択した場合、 図12-10 で示されるような トークンリングアダプタの選択 ウィンドウが表示されます。アダプタのメーカーと モデルを選択します。デバイス名を選択します。このトークン リングカードがシステムにとって初めてのトークンリングカード なら、デバイス名にtr0を選択し、 2番目ならtr1を選択します(以降同じ)。 ネットワーク 管理 ツールを使用して、 アダプタのリソースをユーザーが設定することもできます。 進むをクリックして続行します。

    図 12-10. トークンリングの設定

  6. ネットワークの設定ページで、 DHCPを使用するか、静的IPアドレスを使用するか選択します。 デバイス用のホスト名も指定できます。このデバイスが ネットワークのスタートの度に動的アドレスを受け取る場合は、 ホスト名を指定しないでください。進む クリックして続けます。

  7. トークンリングデバイスの作成の ページで適用をクリックします。

トークンリングデバイスの設定が完了すると、 図12-11のように トークンリングデバイスがデバイスの一覧に表示されます。

図 12-11. トークンリングデバイス

ファイル => 保存 の順で選択して、必ず変更を保存してください。

デバイスの追加後に、デバイスの一覧からデバイスを選択して 編集をクリックすると、設定を編集 することができます。たとえば、起動時にデバイスを開始するか どうかを設定することができます。

デバイスが追加されたとき、無効 ステータスで表示されるように、すぐには起動しません。 デバイスを起動するには、そのデバイスをデバイス一覧から 選択して起動ボタンをクリックします。 コンピュータが開始するとき(デフォルト)、システムが デバイスを起動するよう設定されている場合は、 この手順を再度行なう必要はありません。