第 12章ネットワーク設定

コンピュータがほかのコンピュータと通信するには、ネットワーク 接続が必要です。このためには、オペレーティングシステムに インターフェースカード(イーサネット、ISDNモデム、トークン リングなど)を認識させ、ネットワークに接続するように インターフェースを設定します。

ネットワーク 管理 ツールは、以下のような 種類のネットワークインターフェースの設定に使用できます。

ネットワーク 管理 ツールを使用する には、root権限を持っている必要があります。 アプリケーションをスタートするには、 メインメニュー(パネル上) => システム設定 => ネットワーク の順で進むか、シェルプロンプト(例、 XTermまたは GNOME terminal)にredhat- config-networkとコマンドを入力します。 コマンドをタイプする場合、Xが実行していればグラフィカル バージョンが表示されますが、それ以外はテキスト ベースのバージョンが表示されます。強制的にテキスト バージョンを実行するには、redhat-config- network-tuiコマンドを使用します。

図 12-1. ネットワーク 管理 ツール

設定ファイルを直接変更する場合、その場所と内容を調べるには、 Red Hat Linux 参照ガイドを参照してください。

ティップヒント
 

Red Hat Linuxでハードウェアデバイスがサポートされているかを 調べるには、Red Hatハードウェア互換の一覧、 http://hardware.redhat.com/hcl/、を参照してください。

12.1. 概要

ネットワーク 管理 ツールでネットワーク 接続を設定するには、以下のステップを実行します。

  1. ハードウェアの一覧に物理ハードウェアデバイスを 追加します。

  2. 物理ハードウェアデバイスに関連付けられた ネットワークデバイスを追加します。

  3. ホスト名とDNSを設定します。

  4. DNSで検索できないホストを設定します。

本章では、ネットワーク接続のタイプごとに各手順を説明します。