12.2. イーサネット接続の確立

イーサネット接続を確立するには、NIC(ネットワーク インターフェースカード)、ネットワークケーブル(通常は カテゴリ5ケーブル)、接続先のネットワークが必要です。 ネットワークの速度は異なるため、NICが接続先の ネットワークと互換性があることを確認します。

イーサネット接続を追加するには、以下の手順に従います。

  1. デバイスタブをクリックします。

  2. ツールバーの新規ボタンを クリックします。

  3. デバイスタイプ一覧から イーサネット接続を選択して、 進むボタンをクリックします。

  4. ハードウェアの一覧にすでにネットワーク インターフェースカードが追加されている場合は、 イーサネットカードの一覧で イーサネットカードを選択します。それ以外は、 他のイーサネットカードを 選択してハードウェアデバイスを追加します。

    注意注意
     

    通常、インストールプログラムによって、サポートされて いるイーサネットデバイスが検出され、設定をするように 求められます。イーサネットデバイスをインストール時に設定 した場合は、ハードウェアタブの ハードウェア一覧に表示されます。

  5. 他のイーサネットカードを選択 した場合は、イーサネットアダプタを選択 ウィンドウが表示されます。イーサネットカードのメーカーと モデルを選択し、デバイス名を選択します。このイーサネット カードがシステムにとって初めての場合なら、デバイス名に eth0を選択し、2番目の場合なら eth1を選択します。 ネットワーク 管理 ツールを使用して、 NICのリソースを設定することもできます。進む ボタンをクリックして作業を続行します。

  6. 図12-2で 示しているように、ネットワークの設定の ウィンドウで、DHCPか静的IPアドレスのどちらかを選択 します。ネットワークを接続するたびにデバイスにさまざまなIP アドレスが割り当てられる場合は、ホスト名を指定しないで ください。進むをクリックして続けます。

  7. イーサネットデバイスの作成 ページで適用をクリックします。

図 12-2. イーサネットの設定

イーサネットのデバイス設定が完了すると、 図12-3のように、デバイス一覧に 表示されます。

図 12-3. イーサネットデバイス

ファイル => 保存 の順で選択して、必ず変更を保存してください。

イーサネットデバイスの追加後に、デバイスの一覧からデバイス を選択して編集をクリックすると、 設定を編集することができます。たとえば、デバイスを追加した ときに、デフォルトでは起動時に開始されるよう設定されます。 この設定を変更するには、デバイスを選択して編集し、 コンピュータの起動時にデバイスを起動、 値を修正、変更を保存します。

デバイスが追加されたとき、無効 ステータスで表示されるように、すぐには起動しません。 デバイスを起動するには、そのデバイスをデバイス一覧から 選択して起動ボタンをクリックします。 コンピュータが開始するとき(デフォルト)、システムが デバイスを起動するよう設定されている場合は、 この手順を再度行なう必要はありません。

イーサネットカードで複数のデバイスを使用する場合、2番目以降の デバイスはデバイスエイリアスになります。 デバイスエイリアスは、物理的にひとつのデバイスで複数の仮想 デバイスを設定することができます。従って、ひとつの物理的 デバイスに複数のIPアドレスを与えることができます。例えば、 eht1デバイスとeth1:1デバイスを設定することができます。 詳細については項12.13を参照して ください。