Red Hat Linuxは、さまざまな方法で使用される重要な機能を含む複数のファイルを使用して、 インターフェイスをアップ/ダウンします。各インターフェイス制御ファイルに同じ機能を 別々に含める代わりに、これらの機能は使いやすいようにグループ化して数ファイルに まとめ、必要なときに使えるようにします。
/etc/sysconfig/network-scripts/network-functionsファイルには 多くのインターフェイス制御スクリプトに便利で最も一般に使用されるIPv4機能が 含まれています。これらの機能にはインターフェイスのステータスの変化に関する情報を 要求したプログラムの実行、ホスト名の設定、ゲートウェイデバイスの検索、ある特定 デバイスのアップ/ダウンの確認、デフォルトルートの追加などがあります。
IPv6インターフェイスに必要な機能はIPv4インターフェイスのものとは異なりますので、 この情報を保持するためにnetwork-functions-ipv6ファイルが特別に 存在します。IPv6サポートは、そのプロトコルによって通信するためにカーネルで有効に なっていなければいけません。IPv6サポートの有無を調べる機能がnetwork-functions ファイルにあります。さらに、静的IPv6ルートの作成/削除、トンネルの作成/削除、インターフェイスへの IPv6アドレスの追加/削除、あるインターフェイス上でIPv6アドレスの存在をテストする機能も このファイルにあります。