16.10. コンソールログインからグラフィカルログインへの変更

ログイン先をコンソールからグラフィカル画面に変更するにはどうすればよいですか?

コンソールモードでログインしてからstartxコマンドを実行しなくても、 自動的にX Window Systemに直接ログイン出来るようシステムを設定することができます。

ランレベルセクションの1つの番号を変更することにより、/etc/inittabファイルを 編集する必要があります。これが終了して再起動すると、次からグラフィカルログインのプロンプトが出ます。

シェルプロンプトを開きます。ユーザーアカウントで入っている場合は、 suコマンドで以下の入力をして rootに入ります。

su

ここで、gedit /etc/inittabとタイプして Picoを使用してファイルの編集をします。そうすると /etc/inittabファイルが開きます。最初の画面で、以下の様に 見えるセクションがあります。

# Default runlevel. The runlevels used by RHS are:
#   0 - halt (Do NOT set initdefault to this)
#   1 - Single user mode
#   2 - Multiuser, without NFS (The same as 3, if you do not have networking)
#   3 - Full multiuser mode
#   4 - unused
#   5 - X11
#   6 - reboot (Do NOT set initdefault to this)
# 
id:3:initdefault:

コンソールからグラフィカルログインに変更するには、id:3:initdefault: 行に有る数字を3から5に変更する必要があります。

警告警告
 

変更 はデフォルトのrunlevelの数字を3から5するだけにしてください。

変更した行は次のようになっているはずです。

id:5:initdefault:

変更を確認したら、[Ctrl]-[x]キーを使用して、変更を保存して終了します。ファイルが変更されたことを知らせるメッセージがでます。 イエスの意味の[Y]キーを押して承認します。

これで、再起動後の次のログイン画面は グラフィカル画面になります。