第 3章日付と時刻の設定

日付と時刻のプロパティツールで、 ユーザーは、システムの日付と時刻の変更、システムで 使用するタイムゾーンの設定、タイムサーバーとシステム クロックを同期するためのネットワークタイムプロトコル (Network Time Protool - NTP)の設定、などを変更する ことができます。

X window Systemを実行していて、rootの権限を持っている 必要があります。デスクトップからそのアプリケーションを 起動するには、メインメニューボタン => システム設定 => 日付と時間の順で進むか、シェルプロンプト (例、XTermまたはGNOMEターミナル)でコマンドの redhat-config-dateを入力します。

3.1. 時刻と日付のプロパティ

図3-1で示す ように、最初に現れるタブ付きのウィンドウは、システム の日付と時刻及びNTPデーモンの設定用です( ntpd)。

図 3-1. 時刻と日付のプロパティ

日付の変更をするには、月のところにある左右の矢印を使って 月を変更します。年のところにある左右の矢印を使って年を 変更します。週の中の日付をクリックして日付を変更します。 変更はOKボタンをクリックするまで 反映されません。

時刻を変更するには、現在時刻 セクションのの となりにある上下の矢印を使います。 変更はOKボタンをクリックする まで反映されません。

ネットワークタイムプロトコル(The Network Time Protocol-NTP)デーモンは、遠隔タイムサーバー またはタイムソース(サテライトなど)とシステム クロックを同期します。そのアプリケーションで NTPデーモンが遠隔サーバーとシステムクロックを 同期するよう設定できます。この機能を有効にする には、ネットワークタイムプロトコール(ntp)を 有効にするボタンをクリックします。これで、 サーバプルダウンメニューが 有効になります。あらかじめ決められたサーバーの ひとつを選ぶか、プルダウンメニューに任意の サーバー名を入力します。システムは、 OKをクリックするまでNTPサーバーと 同期を開始しません。OK をクリックすると、設定は保存されNTPデーモンが 開始します(すでに実行しているなら再開します)。

OKボタンをクリックすると 日付と時刻、NTPデーモンの設定、タイムゾーンの設定 で加えた変更が適用され、プログラムが終了します。