2.3. スワップ領域の削除

スワップ領域を削除するには次の方法で実行します:

  1. ハードドライブが使用中であってはいけません(パーティションはマウントされていない 状態で、スワップスペースは無効でなければなりません)。これを達成するのに 最も簡単な方法は、レスキューモードでシステムをブートすることです。レスキューモードでの ブートの仕方は第9章で御覧下さい。ファイルシステムをマウント するように要求された時には、Skipを選択します。

    別の方法として、そのドライブが使用中のパーティションを含んでいない場合、 それをアンマウントして、swapoffコマンドを使用して ハードドライブ上の全てのスワップ領域を止めます。

  2. シェルプロンプトで rootとして、次のコマンドを実行し、スワップパーティションが 無効になっていることを確認します。(/dev/hdb2はスワップパーティションとします。)

    swapoff /dev/hdb2
  3. /etc/fstabからそのエントリを削除します。

  4. parted又はfdiskを使用して、パーティションを 削除します。ここではpartedについてのみ説明します。 partedでパーティションを削除するには、次の様にします:

    • シェルプロンプトで rootとして、コマンドparted /dev/hdbをタイプします。ここで /dev/hdbは、削除されるスワップ領域を持つハードドライブの デバイス名です。

    • (parted)プロンプトで、printと タイプして既存のパーティションを表示し、削除したいスワップパーティションの マイナー番号を確認します。

    • (parted) プロンプトで、rmMINORを 入力します。ここでMINORとは、削除するパーティションのマイナー番号です。

      警告警告
       

      変更はすぐに反映されます。注意して正しいマイナー番号を入力して下さい。

    • quitとタイプして、partedを終了します。

スワップファイルを削除するには次の方法で実行します:

  1. シェルプロンプトで rootとして、次のコマンドを実行してスワップファイルを無効にします。 (ここで、/swapfileはスワップファイルのことです)。

    swapoff /swapfile
  2. /etc/fstabからそのエントリを削除します。

  3. 次のコマンドで実際のファイルを削除します:

    rm /swapfile