14.4. ntsysv

ntsysv ユーティリティは、サービスを有効または無効にするための単純なインターフェイスを提供します。ntsysvを使用すれば、xinetdによって管理されるサービスのオン/オフを切り替えることができます。また、ntsysvを使用して、ランレベルの設定をすることも出来ます。デフォルトでは現在のランレベルのみが設定されています。別のランレベルを設定するには、--levelオプションで1つ又は複数のランレベルを指定します。例えば、ntsysv --level 345コマンドはランレベル3、4、5のを設定します。

ntsysvインターフェイスは、テキストモードのインストールプログラムのような動き方をします。上向き矢印や下向き矢印を使用して、一覧の中を移動します。スペースキーは、サービスの選択と選択解除を切り替える場合、またはOKボタンやキャンセルボタンを「押す」場合にも使用します。サービスの一覧、OKボタン、キャンセルボタンの間を移動するには、[Tab]キーを使用します。*はサービスがオンになっていることを示します。[F1]キーを押すと、各サービスに関する簡単な説明が表示されます。

警告警告
 

xinetdで管理されているサービスはすぐにntsysvに 反応します。その他のサービスは全て、すぐには反映されません。コマンドservice daemon stopを使用して個々のサービスを開始したり 停止する必要があります。今の例では、daemonを停止したいサービスの 名前、例えばhttpdに入れ換えます。stopの代わりに、 startrestartを指定すると起動や再起動をすることが できます。