8.3. ブートローダーのオプション

図 8-3. ブートローダーのオプション

ブートローダーとしてGRUB か LILOをインストールするオプション があります。ブートローダーをインストールしない場合は、 ブートローダーをインストールしないを 選択します。ブートローダーをインストールしない選択をする 場合は、ブートディスクの作成して、または、他の方法(例えば、 他社のブートローダー)で、システムが起動できることを確認 しておいてください。

ブートローダーのインストールを選択する場合は、 インストールするブートローダーを選択し(GRUBまたはLILO)、 ブートローダーのインストール先(マスターブートレコードまたは /bootパーティションの最初のセクタ)も 選択する必要があります。これをブートローダーとして使用する 場合は、MBRにブートローダーをインストールします。 ブートローダとして別のブートローダーを使用する場合は、 /bootパーティションの最初のセクタに LILOまたはGRUBをインストールし、その別のブートローダが Red Hat Linuxを起動するように設定します。

システムの起動時に使用されるカーネルに特定のパラメータを渡す には、そのパラメータをカーネルパラメータ テキストフィールドに入力します。たとえば、IDE CD-ROM Writer を使用する場合は、カーネルパラメータとして hdd=ide-scsi(hddはCD-ROM デバイス)と入力することによって、cdrecord を使用する前にロードされなければならないSCSIエミュレーション ドライバを使うようにカーネルに指示できます。

ブートローダーとしてGRUBを選択すると、GRUBパスワードを設定 することによってパスワードで保護することができます。 GRUBパスワードを使うテキスト入力エリア にパスワードを入力します。暗号化したパスワードとしてファイル に保存する場合は、GRUBパスワードを暗号化 を選択します。ファイルが保存されるときに暗号化 オプションが選択されている場合、入力したプレーンテキストの パスワードは暗号化されてキックスタートファイルに書き込まれ ます。すでに暗号化されているパスワードを入力した後のパスワードの 暗号化は選択はしないでください。

ブートローダーとしてLILOを選択する場合は、リニアモードを 使用するかどうかと、lba32モードの使用を強制するかどうかを 選択します。

インストール方法ページで、 既存のインストールをアップグレードを選択している 場合、既存のブートローダーをアップグレード を選択すると、既存のブートローダーをアップグレード して、同時にその古い既存エントリを保存します。