1.3. ext3ファイルシステムへの変換

tune2fsプログラムは、パーティション上のにすでに存在するデータを変更することなく 既存のext2ファイルシステムにジャーナル機能を追加します。変換時にファイルシステムがすでに マウントされている場合、ジャーナルはファイルシステムのrootディレクトリ内でファイル .journalとして見えるようになっています。ファイルシステムがマウントされて いない場合、ジャーナルは隠れていて、ファイルシステムには表示されません。

ext2 ファイルシステムから ext3へ変換するには、 rootでログインして次のようにタイプします:

/sbin/tune2fs -j /dev/hdbX

上記のコマンドでは、 /dev/hdbをデバイス名で、そして Xをパーティション番号で置き換えます。

これが終了したら必ず、/etc/fstab内でパーティションタイプを ext2からext3へ変更して下さい。

rootファイルシステムを変換している場合、起動するのにinitrdイメージ(又はラムディスク)が 必要になります。これを作成するには、mkinitrdプログラムを実行します。 mkinitrdコマンドの使用法についてはman mkinitrdとタイプしてmanページで 確認してください。またGRUB か LILOの設定がinitrdをロードするようにして下さい。

この変更をしなかった場合、システムはブートしますがファイルシステムは、ext3でなく ext2としてマウントされます。