19.4. Tripwireデータベースの初期化

データベースを初期化する時に、Tripwireはポリシーファイルの規則に基づいて 一連のファイルシステムオブジェクトを構成します。このデータベースは保全性 チェックの為の基礎としての役割をします。

Tripwireデータベースを初期化するには、次のコマンドを使用します:

 /usr/sbin/tripwire --init

このコマンドは実行に数分かかることがあります。

これらのステップを正しく終了すると、Tripwireは、重要なファイル内の変更を調べる のに必要なファイルシステムの基礎スナップショットを持つようになります。Tripwireデータベースの 初期化が終了すると、初期保全性チェックを実行する必要があります。このチェックは コンピュータをネットワークにつないで作成を始める前にすべきものです。詳細の 説明は 項19.5を御覧下さい。

満足できる状態にTripwireが設定できたら、これで自由にシステムを 作業に使用することが出来ます。