14.2. PAM設定ファイル

/etc/pam.d/ディレクトリには、PAM認識アプリケーションのための、PAM設定ファイルがあります。 PAMの初期のバージョンでは、/etc/pam.confファイルが使用されていました。しかし、現在このファイルは あまり重要視されません。/etc/pam.d/ディレクトリが存在しない場合のみ、pam.conf ファイルが読み込まれます。

14.2.1. PAM サービスファイル

各PAM認識プログラム、すなわち「サービス」は/etc/pam.d/ディレクトリ にファイルを持ちます。これらの各ファイルは、その制御するアクセスに応じてサービスの名前がついています。

サービス名の定義と、PAM設定ファイルを/etc/pam.d/ディレクトリにインストールすることは PAM認識プログラムに依存します。例えば、loginプログラムは、そのサービス名を /etc/pam.d/loginと定義しています。