13.8. OpenLDAP バージョン 2.0へのアップグレード

OpenLDAP バージョン 2.0では、slapdLDAPサーバーによって 使用されるオンディスク保存形式が変更になりました。LDAPをRed Hat Linux 7.0又は以前 のバージョンからアップグレードしている場合は、既存のLDAPディレクトリを、 次のコマンドを使用してLDIFファイルへ入れ込む必要があります:

ldbmcat -n > <ldif_file>

上記のコマンドでは、<ldif_file>を出力ファイルの 名前に変更します。次に、以下のコマンドを入力してこのファイルをOpenLDAP2.0へ インポートします:

slapadd -l <ldif_file>

誓要項目重要
 

rootになって/usr/sbin/slapaddを使用します。 しかし、ディレクトリサーバーはldapユーザーと して動作します。そのため、ディレクトリサーバーはslapaddで 作成されたファイルはどれも変更できません。この問題を修正するにはslapaddを 終了した後に次のコマンドを実行します:

chown -R ldap /var/lib/ldap