第 22章認証の設定

ユーザーがRed Hat Linuxにログインするとき、ユーザー名と パスワードの組み合わせが有効でアクティブなユーザー であることが確認、または認証 されなければなりません。ときには、 ユーザーを確認する情報がローカルシステム上に あったり、リモートシステム上にあるユーザーの データベースに対する認証に時間がかかることも あります。

認証 設定ツールは、ユーザー の情報を取り出すためのNIS、LDAP、Hesiodの設定用 グラフィカルインターフェース、同様に認証プロトコルと してのLDAP、Kerberos、SMBの設定用グラフィカル インターフェースを備えています。

注意注意
 

中または高のセキュリティレベル設定を、インストール中に、 あるいはセキュリティレベル 設定ツール を使用して、行なった場合(または、GNOME Lokkit プログラムを使用して高または低の セキュリティを選択した場合)、NIS及びLDAPなどのネットワーク認証方法 はファイアウォールを通り抜けることが許可されません。

この章はそれぞれの異なった認証タイプの詳細については 説明していません。代わりに、認証 設定ツール を使用して認証を設定する方法を説明しています。

デスクトップから認証 設定ツールの グラフィカルバージョンをスタートするには、 メインメニュー (パネル上) => システム設定 => 認証 の順で進むか、シェルプロンプト(例、 XTermまたは GNOME terminal内)で authconfig-gtkとコマンドを入力します。 テキストベースのバージョンをスタートするには、 シェルプロンプトでauthconfig とコマンドを入力します。

誓要項目重要
 

認証プログラムを終了すると直ちにその変更は有効となります。

22.1. ユーザー情報

ユーザー情報タブにはいくつかオプション があります。オプションを有効にするには、横にある空のチェック ボックスをクリックします。オプションを解除するには、横にある チェックボックスをクリックしてチェックを消します。 OKをクリックしてプログラムを終了し、 変更を適用します。

図 22-1. ユーザー情報

以下の一覧は各オプションの説明です。